SF
SFといえば、Sukoshi Fushigiの巨匠、藤子・F・不二雄先生であることは論をまたないわけですが。
その作品の中でも1、2を争う傑作が
『モジャ公』です。
今手元に無いので記憶だけで書きますけど。
『ドラえもん』や『ポコニャン』に紛れて父の本棚に入っていたこの漫画(確かサンコミック版の2巻)を、幼少の頃初めて読んだ時の衝撃は忘れられません。
一番印象深い話はやはり2巻の「自殺集団」ですね。
人が死ななくなった星で狂言自殺を目論む(そして、本当に自殺せざるを得ない状況に陥っていく)という、あらすじだけで藤子・F・不二雄先生が天才であることが理解できる中編SFです。
数十年に渡り絶版でしたが、今は大全集で手に入るので、未読の方は是非一読をお勧めします。
私の人格はおおむねこの頃に形成されているので、この漫画がなかったら今の私は存在しないと言えるかもしれません。
まあそこまで行くと
さすがに(Sasugani)、フィクション(Fiction)ですが。
SFだけに。
でも影響を受けたのは本当。
完