まるセカのにっき

適当に色々書いてました

かもしれない

読書の秋ということで、10年前に教習所でもらった運転教本を読み直しているのですが。

f:id:maruseka:20211104211308j:plain

運転教本 警視庁教習課程準拠 第4版 188ページ

「かもしれない運転」という標語がありまして。

 

教習所の講義でも「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」をしようと習ったんですが、これどうも腑に落ちないんです。

楽観的ではなく悲観的な予測をしよう、ということなんでしょうけど、「だろう」と「かもしれない」って断定か推量かの違いで、別に関係ないですよね。

 

この例で言ったら、

二輪車が直進してくるだろう」

「歩行者が飛び出してくるだろう」

なら別に問題ないし。

 

二輪車は止まってくれるかもしれない」

「歩行者はこっちに気づいているかもしれない」

じゃあダメな考え方なわけじゃないですか。

 

スローガンとしては微妙に分かりにくいかもしれない、とは思うんですが、どうなんでしょうか。

結局は「ほどほどにマイナス思考で運転しましょう」で良いのかもしれないです。

 

突然誰かが飛び出してくるかもしれない。

信号機が壊れていてあてにならないかもしれない。

ブレーキが壊れて効かないかもしれない。

車に乗ると事故を起こすかもしれない。

なので運転はしない方が良いのかもしれない。

私は人間ではないのかもしれない。

 

キリがないかもしれない。

 

完かもしれない