身体障害のひきこもり・脱出編
続きです。
身体障害者のひきこもりには仕事がないのでどうしよう、という話を前回しました。
障害年金がもらえるとまた話は変わってきますが、ここでは置いておきます。
仕事がないという理由で人生が終わるわけではないのですが、人生に必要なのは金と自己肯定感で、大抵のひきこもりにはどちらもありません。
一番手っ取り早くそれらが得られる方法は仕事に就くことです。
とりあえずタウンワークみたいな無料求人誌は見ないことにしましょう。あれは健常者のためのものです。
短期でも良いので、家に近い仕事を探します。今ならネットである程度はテーブルワークも見つかるし、障害者向けの仕事は昔より増えているかもしれないですね。
なんでも良いのである程度お金を稼いだら学歴なり資格なりをとる元手にします。お金がないと何もできないので。働くのに慣れてきたらもう少し待遇の良い仕事を探していきましょう。
私の場合、そこから「ひきこもってましたが、これじゃダメだと一念発起して働きながら学校に行ってました」みたいな感じで前向きにアピールしてたら、評価してくれる会社は結構ありました。
参考になるかは分かりませんが、卑屈にはならないほうが良いです。
ネット上では「面接ではひきこもりのことは隠すべき」のような意見が多勢のきらいもありますが、あまりお勧めはしません。
仕事が見つかる前に心が折れることもあるでしょうが、それは仕方がないので、ほどほどに気を抜きながら続けるしかないですね。
なんか取り留めのない話になってますが、結局のところ世に出ているひきこもり向け支援の情報はほぼ「マジョリティ」に向けて書かれているということは意識しておいて良いかもしれません。
実際には身体障害に関わらず、当事者が何らかのマイノリティ要素を抱えていて、それがひきこもりの遠因になっていることは珍しくないと思うのですが。
その辺結構、ひきこもりと関わりの薄い会社の方が、広い視野を持ってることがありますよ、というのは一言書いておきます。